専門家派遣は救世主?

北関東に嫁に来て、地元企業に就職しようと思ったけど就職出来なかった。

理由はいくつかあるけど、私のプライドが邪魔したんだと今では思う。
給料が下がろうと、仕事の内容が変わろうと、やってみて地元企業に一度染まって見てもよかったのかも。

友人と会社を設立してみたけど、24時間365日戦う、企業戦士みたいな友人と、育児真っ盛り、家事苦手な私とでは合わなくて、結局1年で終わりになった。

周りの仲間に触発され、結局自分一人でやってみることにした。
フリーランスってやつ。個人事業主ね。

でも、登録してみたのはいいけど、仕事ってどうやって取るの?

前の記事にも書いたけど、
そう、そもそも営業なんてしたことないんだ。笑

それで、とにかくよくわからんけど、地元で友達を作ろう!ってなって、
いや、それが正しい行動だったのかは謎だけど、知り合い一人いないんじゃ、動きにくかろうという判断だったんだよね。

そんな中で知った、専門家派遣という制度。
自分がこれまでに学んだ知識、前職で使っていた知識を、アドバイスするだけでお金がもらえるらしい。

それでいて、その制度を使うお客さん側には費用がかからないという。

なんて素晴らしい制度!

早速登録してみて、使うようになった。
一人のお客さんが使ってくださると、その後、その方が別の方を紹介してくださった。
別の方は、また別の方を紹介してくださった。

だって無料だもん。

使うよね。

*

2020年は、今まで放置していたWebをどうにかせねば、と重い腰を上げざるをえなかった企業も多かっただろうと思う。

売上は減っている、予算はないけれどどうにかしなければならない、

そんな時に専門家派遣は救世主になった。と思う。

一方で、派遣登録している側にも救世主だったのではないか。

フリーランス1年目に知ったこの制度のおかげで、私もだいぶこの地域に馴染んだ。
多くのお客様とも出会えた。
ただ、誤解を恐れずに言えば…無料ということで気軽に頼めることから、安易に使う方も少なからずいて、本当にためになったのだろうか、と疑問に思うことがあったのも事実。
でも、そんな時でもちゃんと謝金をいただけるのだもの、ありがたい。

私自身もいつも経験しているが、

ちょっと相談したい、
チャチャッと教えて欲しい、

と言ったことに費用は発生しにくいし、請求しにくい。

これからガッツリWebサイトを一緒に作るって決まってる企業なら、相談していただくのは大歓迎。

でも、他所で作るかもしれないのに、私の時間と知識をタダで提供するの?
そんなの謎すぎるw
(と感じてるのは私たちだけだろうか?私たち、と言ったのは仕事仲間で定番のネタだからw)

とは言え、一般の人って、

わからないことがわからない、って状態で、そもそも誰に相談していいかもわからない。
だから、とりあえず近しい人に聞いてみる、そこに費用が発生するとかしないとか、そういうのもわからないのかもしれない。

専門家派遣という制度は、

その、ちょっと相談したい、教えてほしい、

にきちんと費用が発生する。

スキルを持った人が、その知識と時間を売ることができ、
その指導を無料で受けることができる。

*

結果的に、今期の売上は昨年を上回りそうだけど、一時はパタっと周囲の動きが止まって私もとても不安になった。
きっと多くの皆さんがそうであったと思う。

相談する、相談される、

人と会って話すことで、多少なりとも不安は軽減される。
私だって、支援に行く度に多くの方と会えたことで、楽しかったし癒されたもの。

この制度が多くの企業や個人事業主を救ったのではないか。

失業率が高くなると自殺者も増えるというデータもあるそうだ。
一人で悩まずに、誰かに相談する、誰かに会ってみる、ってことが解決の糸口になるかもしれないから、救世主に頼ってみて欲しいな、なんてことを考える。もうすぐ年度末。

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